「経理業務のデジタル化を進めたいが、大手コンサルに頼む予算はない…」
「BPO(アウトソーシング)に投げたら、社内の経理が何もわからなくなってしまった…」

電子帳簿保存法やインボイス制度への対応を機に、多くの企業が経理DXを検討しています。しかし、支援会社選びを間違えると、高額な費用がかかるだけで現場が混乱したり、ブラックボックス化が進んだりするリスクがあります。

結論:中小・中堅企業には「伴走支援型」がおすすめです。
丸投げではなく、kintoneなどのクラウドツールを使って「自社で運用できる仕組み」を一緒に作るパートナーを選ぶのが、最もコストパフォーマンスが高い方法です。

本記事では、経理DX支援会社のタイプ別特徴と、失敗しない選び方を実務的な視点で解説します。

経理DX支援会社の3つのパターンと特徴

経理DXの支援会社は、大きく分けて以下の3タイプに分類されます。

1. 戦略コンサルティング型(大手ファーム等)

業務プロセスの分析(BPR)や全体戦略の策定を行います。
メリット: 経営視点での抜本的な改革案が出る。
デメリット: 費用が高額(数百万〜数千万円)。「綺麗な資料」は出てくるが、現場へのシステム実装までは手薄な場合が多い。

2. BPO・アウトソーシング型(税理士法人等)

記帳代行や請求書発行など、業務そのものを外部に委託します。
メリット: 社員を採用せずに業務が回る。
デメリット: 社内にノウハウが蓄積されず、ブラックボックス化する。将来的に内製化に戻すのが困難。

3. 伴走支援・システム導入型(DX支援会社)

kintoneやfreeeなどのツール導入を支援し、「社内で回せる仕組み」を構築します。
メリット: 低コストでスモールスタート可能。業務が標準化され、社内にノウハウが残る。
デメリット: 現場担当者がシステム操作を覚える必要がある(それが成長にも繋がる)。

「コンサル型」と「BPO型」の落とし穴

なぜ、多くの企業が支援会社選びで失敗するのでしょうか。

コンサル型は「現場感」が足りない

「あるべき論」だけの提案書をもらっても、現場は動きません。「具体的なkintoneアプリの作り方」や「会計ソフトへのCSV連携設定」など、泥臭い設定作業までやってくれるパートナーでなければ、DXは絵に描いた餅になります。

BPO型は「ブラックボックス化」する

「面倒だから全部任せよう」とBPOを選択すると、経理プロセスの透明性が失われます。「なぜその仕訳になるのか」「原価はどう集計されているのか」が社内で分からなくなり、経営判断に必要な数字がすぐに出せなくなるリスクがあります。

第3の選択肢「伴走支援(システム導入)」が選ばれる理由

今、最も注目されているのが、ITツール(SaaS)を活用した伴走支援です。

伴走支援とは?
「魚を与える(BPO)」のではなく、「魚の釣り方を教え、道具を整備する(DX支援)」アプローチです。

理由1:コストパフォーマンスが良い

kintoneなどのノーコードツールを活用するため、スクラッチ開発やERP導入に比べて圧倒的に安価(数十万円〜)にシステム化できます。

理由2:社内にITスキルが残る

支援会社と一緒にアプリを作ったり設定を行ったりする過程で、自社の社員が「デジタルツールを使いこなすスキル」を身につけられます。これが将来的な企業の資産になります。

理由3:柔軟な改善が可能

業務は常に変化します。伴走支援型であれば、「来月から承認ルートを変えたい」といった要望にも、システム設定の変更ですぐに対応できます。

失敗しない選定ポイント:実務知識×ITスキル

伴走支援型の会社を選ぶ際は、以下の2つの能力を併せ持っているか確認してください。

1. 「経理実務」を知っているか

単なるシステムエンジニアでは、経理特有の業務(仕訳、按分、税区分、消込など)を理解できません。「日商簿記レベルの知識があるか」「経理実務の経験があるコンサルタントがいるか」は必須チェック項目です。

2. 「SaaS連携」に強いか

「kintoneとfreeeを連携させたい」「マネーフォワードからデータを取り込みたい」といった要望に対し、APIやCSV連携の知見があるかが重要です。

費用対効果の比較(料金相場)

支援タイプごとの一般的な料金相場です。

支援タイプ 初期費用 月額費用 成果物
戦略コンサル 300万円〜 50万円〜 業務分析レポート、要件定義書
BPO(代行) 10万円〜 10万円〜
(件数による)
記帳データ、請求書発行業務
伴走支援(kintone等) 10〜50万円 数万円〜 業務アプリ、連携設定、操作マニュアル

よくある質問(FAQ)

Q1: 今の税理士さんにDX相談をしてはいけないのですか?

A: 税理士は「税務のプロ」ですが、「ITシステム構築のプロ」ではありません。kintoneのアプリ作成やAPI連携などは専門外であることが多いため、システムの構築はDX支援会社に依頼し、税務判断は税理士に仰ぐという分担がベストです。

Q2: 伴走支援はいつまで続ける必要がありますか?

A: 一般的には導入〜定着までの3ヶ月〜半年程度が目安です。最終的には自社だけで運用(自走)できるようになるのがゴールですが、法改正対応や機能追加の時だけ相談できる保守契約を結ぶ企業も多いです。

Q3: 地方の企業でも対応してもらえますか?

A: クラウドツールの導入支援はリモート(Zoom等)で完結できるため、全国どこの企業でも対応可能な支援会社がほとんどです。

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まとめ:自社で「運用できる」仕組みを作る

経理DX支援会社を選ぶ際の最大のポイントは、「導入後に自社で使いこなせる状態にしてくれるか」です。

高額なコンサルティングも、丸投げのBPOも、一時的な解決にはなりますが、企業の「稼ぐ力(バックオフィスの強さ)」を育てることには繋がりません。

はてなベース株式会社では、kintoneとfreee/マネーフォワード等を核にした「伴走型DX支援」を提供しています。経理実務に詳しいコンサルタントが、要件定義からアプリ作成、現場へのレクチャーまで一貫してサポートします。

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