「Salesforceに訪問記録を入れたのに、月末にまた経費精算システムに同じ内容を入力している…」
「営業担当者の交通費精算が遅く、月次決算が締まらない…」

その悩み、システム連携で解決できます。
Salesforceにある「いつ・どこに行ったか」というデータをマネーフォワード クラウド経費に流し込むことで、面倒な入力作業をゼロに近づけることが可能です。

本記事では、高額な開発を行わずに、Salesforceとマネーフォワードを連携させる現実的な3つの方法(公式機能、CSV、iPaaS)を解説します。

営業担当を悩ませる「二重入力」の課題

多くの企業で見られるのが、以下のような非効率なフローです。

  1. 営業担当がSalesforceに「A社訪問 10:00〜11:00」と活動記録を入力。
  2. 月末、マネーフォワードを開き、「○月○日 A社訪問、電車賃○○円」と再度手入力。
  3. 経理担当が、カレンダーと突き合わせて日付が合っているか確認。

これでは、「二重入力のムダ」「転記ミス」が避けられません。連携を行うことで、Salesforceの入力内容を正として、経費申請までワンストップで完了できるようになります。

Salesforceとマネーフォワードの連携パターン3選

連携には主に3つのアプローチがあります。自社の予算と技術力に合わせて選定しましょう。

連携方法 難易度 コスト 特徴
1. 公式連携機能 マネーフォワードが提供するオプション機能。設定のみで利用可能。
2. CSV連携 Salesforceからレポートを出力し、MFに取り込む。手作業が少し残る。
3. iPaaS / 開発 中〜高 YoomやAPI開発で自動化。自由度は高いが構築スキルが必要。

【推奨】マネーフォワード公式「Salesforce連携」の活用

最も推奨されるのが、マネーフォワード クラウド経費が標準で提供している「Salesforce連携機能」を利用することです。

できること:

  • Salesforceの「行動(Event)」オブジェクトに登録された訪問予定を、マネーフォワードに取り込む。
  • 取り込んだ予定に対して、マネーフォワード上で「経路検索」を行い、運賃を確定させる。

メリット: スクラッチ開発が不要で、保守性が高い。
注意点: 契約プランによってはオプション料金が発生する場合があるため、事前に確認が必要です。

【低コスト】CSV連携による一括登録フロー

追加コストをかけたくない場合は、CSVを活用します。

  • Salesforce: 「今月の訪問履歴」を抽出するカスタムレポートを作成し、CSVでエクスポート。
  • 加工(Excel): マネーフォワードのインポート形式(日付、訪問先、目的など)に合わせて列を整える。
  • マネーフォワード: 「明細インポート」機能で一括取り込み。

ポイント: Salesforce側で、マネーフォワード用のCSVフォーマットに近い形でレポートを作っておくと、加工の手間が減ります。

【柔軟性】iPaaS(Yoom等)で繋ぐ方法

「公式機能では物足りないが、開発費もかけたくない」という場合は、Yoom(ユーム)などのノーコード連携ツール(iPaaS)が有効です。

フロー例:

  1. Salesforceで「商談」が「訪問完了」フェーズになったらトリガー起動。
  2. Yoomが情報を取得し、マネーフォワードに経費明細の下書きを作成。
  3. 営業担当にSlack/Teamsで「経費登録しました」と通知。

これにより、完全自動に近いフローを月額数千円〜数万円程度で構築可能です。

交通費自動計算の仕組みと運用ポイント

「Salesforceに入力しただけで、運賃まで自動計算してほしい」という要望が多いですが、完全自動化にはリスクがあります。

運用の落とし穴:

  • 「最安ルート」と「実際に使ったルート(楽なルート)」が違う。
  • 直行直帰の場合、定期券区間の控除が複雑。

推奨運用フロー:

Salesforceからは「日付・訪問先」の情報だけを連携する。

マネーフォワード側で「経路検索」ボタンを押し、正しいルートを選択・登録する。

この「半自動化」が、最もミスが少なく、現場の納得感も高い運用です。

よくある質問(FAQ)

Q1: 公式連携機能の設定は難しいですか?

A: Salesforceのシステム管理者権限があれば設定可能ですが、オブジェクトのマッピング(Salesforceの「件名」をMFの「摘要」に入れる等)の定義には、Salesforceと経理両方の知識が必要です。

Q2: 定期区間の自動控除はできますか?

A: はい、マネーフォワード クラウド経費側の機能として、事前に登録した定期区間を自動で控除する機能があります。Salesforceからデータを取り込んだ後、経路検索時にこの機能が適用されます。

Q3: 独自のカスタムオブジェクト(日報など)とも連携できますか?

A: 公式連携機能は標準の「行動(Event)」オブジェクトが対象です。カスタムオブジェクトと連携させたい場合は、CSV連携またはiPaaS等の活用が必要です。

最低料金10万円~から始められるSalesforce伴走支援

「連携設定がうまくいかない」「CSV出力のレポートを作ってほしい」など、スポットでのご依頼も可能です

詳しく見る

まとめ:連携設定で営業効率を最大化する

Salesforceとマネーフォワードの連携は、営業担当者を「入力作業」から解放し、本来の「売る活動」に集中させるための重要な施策です。

まずは高額な開発をせず、公式機能やCSVでの運用から始めてみることをおすすめします。

はてなベース株式会社では、Salesforceおよびマネーフォワードの設定支援を行っています。「自社の場合、どの連携方法がベストか知りたい」「設定を代行してほしい」といったご相談も歓迎です。

最低料金10万円~の伴走支援で、御社の経理DXをサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

無料相談はこちら