kintone(キントーン)ログイン完全ガイド
URL確認からエラー解決、アプリ設定まで
- 「朝一番にkintoneを開こうとしたら、なぜかログインできない」
- 「スマホを変えたらアプリに入れなくなった」
- 「ゲストユーザーとして招待されたけれど、どこから入ればいいかわからない」
今すぐ業務を始めたいのに、ログイン画面でつまずいてしまうのは非常にストレスが溜まるものです。しかし、安心してください。kintone(キントーン)にログインできない原因の9割は、「URLの勘違い」「入力ミス」「セキュリティ設定」のいずれかに分類され、必ず解決策が存在します。
この記事では、kintoneの導入・定着支援のプロフェッショナルであるはてなベース株式会社が、PC・スマホ・アプリ・ゲストユーザーなどあらゆるパターンのログイン方法と、エラーが出た際のトラブルシューティングを完全網羅して解説します。
管理者の方に向けては、「社員からの『ログインできない』という問い合わせをゼロにするための運用設定」についても後半で詳しく解説していますので、ぜひ組織の運用改善にお役立てください。
【基礎編】kintoneのログインURLとアクセス方法(PC・ブラウザ)
まずは基本となるPCブラウザ(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)でのアクセス方法です。多くのトラブルは、アクセスしようとしている「場所(URL)」が間違っていることから始まります。
基本のURL形式は「https://(サブドメイン).cybozu.com」
kintoneはクラウドサービスですが、GoogleやFacebookのように全員が同じログイン画面を使うわけではありません。会社(組織)ごとに専用の「入り口」が用意されています。
正しいログインURLの形式は以下の通りです。
この [サブドメイン] の部分は、貴社がkintoneを契約した際に決めた独自の文字列(英数字)が入ります(例:abc-company.cybozu.com)。
サブドメインが分からない時の3つの確認方法
「そのサブドメインが分からないから困っているんだ」という方も多いでしょう。もしURLをブックマークしていない場合、以下の3つの方法で探し出すことができます。
- ブラウザの履歴を確認する:
過去に一度でもログインしたことがあれば、ブラウザに履歴が残っています。キーボードのCtrl + H(Macの方はCommand + Y)を押して履歴画面を開き、「cybozu」や「kintone」で検索してください。 - 社内の過去メールを検索する:
システムから自動メールが届いているはずです。「cybozu.comへようこそ」「パスワード設定のお知らせ」などのキーワードで検索してみてください。メール本文内にURLが記載されています。 - 管理者に問い合わせる:
上記の方法でも見つからない場合は、社内のシステム管理者に連絡しましょう。セキュリティ上、部外者にURLを公開しない設定になっている企業も多いため、正しい手順と言えます。
「サイボウズ Office」や「Garoon」との違い
ログイン画面に「kintone」という文字がなく、「cybozu.com」と表示されていることがよくあります。これは、サイボウズ社のサービス(kintone, Office, Garoonなど)の入り口が共通化されているためです。ログイン後、メニュー画面(ランチャー)から「kintone」を選択してください。
【スマホ編】iPhone/Androidでのログイン手順
スマートフォンでの利用には、「モバイルアプリ」と「ブラウザ」の2種類の方法があります。
モバイルアプリ(kintoneアプリ)の利用方法
公式アプリはプッシュ通知が受け取れるため便利ですが、最初のログイン手順でつまずく人が多いです。
- アプリのインストール: App StoreまたはGoogle Playから「kintone」をダウンロードします。
- 【重要】サブドメインの入力: アプリ起動時、最初に求められるのはメールアドレスではなく「サブドメイン」です。
https://や.cybozu.comは入力不要です。例えばURLがhttps://my-company.cybozu.comなら、my-companyだけを入力してください。 - ログイン情報の入力: IDとパスワードを入力します。
会社側で「Basic認証」を設定している場合、サブドメイン入力後にもう一つ別の認証画面が表示されることがあります。ここではkintoneのパスワードではなく、会社共通の「Basic認証用ID・パスワード」を入力する必要があります。
スマホブラウザ(Safari/Chrome)での利用方法
アプリを入れられない場合や、PCと同じ画面を見たい場合は、ブラウザを使用します。手順はPCと同じく、URLを直接アドレスバーに入力します。「kintone ログイン」と検索しても、貴社のログイン画面には辿り着けないので注意してください。
【トラブルシューティング】kintoneにログインできない7つの原因と対策
「URLは合っているはずなのにログインできない」というケースを原因別に解説します。
原因1:ログイン名・パスワードの入力ミス
最も多い原因です。以下をチェックしてください。
- 大文字・小文字の区別: CapsLockがオンになっていないか確認しましょう。
- 「見えない空白」の混入: コピペした際、末尾に「半角スペース」が入ってしまうことがよくあります。
- IDの勘違い: メールアドレスではなく、社員番号やローマ字氏名がIDの場合もあります。
原因2:パスワードを忘れた・期限切れ
ログイン画面の「ログインでお困りですか?(パスワードを忘れた場合)」をクリックし、リセットメールを受け取ってください。
※管理者がリセットを禁止している場合やメールアドレスが未登録の場合は、管理者に連絡して強制変更してもらう必要があります。
原因3:2要素認証(2段階認証)のコードエラー
- 確認コードが間違っています: スマホの時刻設定がずれているとコードが通りません。「日付と時刻の自動設定」をオンにしてください。
- 機種変更でアプリが見られない: バックアップがない場合、管理者に依頼して「2要素認証設定」を一度無効化してもらう必要があります。
原因4:アクセス権限がない(Error 403 / IP制限)
IDとパスワードが合っていてもエラーが出る場合、場所(IPアドレス)が制限されている可能性があります。テレワーク時はVPNや「セキュアアクセス(クライアント証明書)」を利用する必要があります。証明書エラー(496エラーなど)の場合は、新しい証明書の発行を依頼してください。
原因5:アカウントが停止・削除されている
長期休暇中などでステータスが「停止中」になっているとログインできません。管理者に連絡して「使用中」に戻してもらってください。
原因6:ゲストユーザーとしてログインしようとしている
取引先などの「ゲストスペース」に招待された場合、専用URL(.kintone.com/k/guest/...)を使う必要があります。また、「アカウント共通化」を行っている場合は、自社のログイン画面から入る必要があるケースもあります。
原因7:システムのメンテナンスや障害
稀ですが、サイボウズ社側のメンテナンスや障害の可能性があります。Twitter(X)や稼働状況を確認してください。
【管理者向け】ログインに関する問い合わせを激減させる運用テクニック
ここからは管理者向けの内容です。kintoneの設定を工夫するだけで、「ログインできない」という問い合わせを減らすことができます。
- 「自動ログイン」設定:
「cybozu.com共通管理 > ログイン > ログインの簡略化」で「自動ログインを許可する」にチェックを入れると、次回から入力が不要になります。 - ログイン画面のカスタマイズ:
ログイン画面に「パスワードを忘れた場合は…」「ログインできない場合は情報システム部(内線:1234)へ」といった案内を表示させておくと、自己解決を促せます。 - 社内Wikiの整備:
「ログインできない時の対処法」をまとめたFAQを用意しましょう。株式会社エン・ジャパン様の事例では、ログイン失敗画面から社内FAQへ誘導して問い合わせを削減しています。
【時短術】次回から「1秒」でログインするための設定
- ホーム画面にショートカット: スマホのブラウザメニューから「ホーム画面に追加」を行うと、アプリのように一発で開けるようになります。
- パスワードマネージャー活用: ブラウザや管理ツールに情報を保存しましょう。
- SSO(シングルサインオン): Microsoft 365やGoogle Workspaceのアカウントでログインできるようにすれば、管理が大幅に楽になります。
まとめ:ログインの課題は「運用ルール」で解決できる
もしあなたの会社で「毎週のように誰かがログインできなくて困っている」なら、それは個人のリテラシーの問題ではなく、「kintoneの運用ルール」や「導入時の設計」に課題があると言わざるを得ません。
kintoneは非常に便利なツールですが、環境整備があって初めてその真価を発揮します。
株式会社Hatenabase(ハテナベース)は、kintoneの導入・開発だけでなく、こうした「運用の足回り」を固める伴走支援を得意としています。
kintoneの運用・定着について相談する
セキュリティを担保しつつ、社員が迷わず使えるログイン環境を作りたい。
問い合わせ対応を減らすための仕組みを整備したい。
そんなお悩みをお持ちの管理者様は、ぜひ一度私たちにご相談ください。