2026.01.02
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【2026年完全版】kintoneの料金は高い?ライセンス費から「隠れた」プラグイン・開発コストまで徹底シミュレーション

はてな編集部
2026.01.02
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こんな疑問はありませんか?

  • 「kintoneを導入したいが、結局いくらかかるのか分からない」
  • 「月額1,800円と聞いたが、見積もりをとったら桁が違った」

kintoneの導入を検討する企業の担当者から、このような声を多く耳にします。公式サイトに掲載されている「月額1,800円(スタンダードコース)」という価格は、あくまで「入場料」に過ぎません。

kintoneが真価を発揮し、Excel業務からの脱却やDXを実現するためには、ライセンス費用に加え、「オプション費用」「プラグイン費用」「開発・導入支援費用」という3つの追加コストを正しく理解する必要があります。

本記事では、kintone導入支援のプロフェッショナルであるはてなベース株式会社が、カタログスペックだけでは見えない「リアルな総保有コスト(TCO)」を徹底解説します。2024年11月の価格改定や新設された「ワイドコース」、2025年のIT導入補助金情報まで網羅し、最適な料金シミュレーションを提示します。

第1章:kintoneの基本料金プランと「コース選び」の正解

まずは、kintoneの基礎となるライセンス体系を整理します。kintoneには3つのコースがありますが、ビジネス利用において実質的な選択肢は1つしかありません。

1.1 料金プラン比較表(2025年最新)

項目 ライトコース スタンダードコース ワイドコース
月額料金(1ユーザー) 1,000円(税抜) 1,800円(税抜) 3,000円(税抜)
最低契約ユーザー数 10名 10名 1,000名
アプリ作成数 200個 1,000個 3,000個
API / JavaScript / プラグイン 不可 ❌ 利用可能 ✅ 利用可能 ✅

1.2 なぜ「スタンダードコース一択」なのか?

表を見て「まずは安いライトコース(1,000円)から始めよう」と考えるのは危険です。ライトコースには、kintoneの最大の武器である「拡張性(API・プラグイン)」が一切ありません

  • 外部サービス連携不可: 会計ソフトや名刺管理ソフトとデータ連携ができません。
  • プラグイン利用不可: 「Excelのような見た目にしたい」といった拡張機能が使えません。
  • カスタマイズ不可: 画面の加工や自動計算ができません。

「DXを推進したい」「業務を自動化したい」という目的であれば、迷わずスタンダードコースを選んでください。

1.3 「最低10ユーザー」の壁とコスト計算の注意点

意外と知られていないのが、「最低利用人数は10名から」というルールです。

【5名で利用する場合のコスト】
支払い:1,800円 × 10名 = 月額18,000円
(実質単価:3,600円/人)

たとえ社員5名の会社であっても、契約は10名分からとなります。それでも月額1.8万円で業務システム基盤が手に入ると考えれば、十分に安価です。

第2章:パンフレットに載っていない「リアルな追加コスト」

kintoneの導入予算を組む際、ライセンス費用だけで計算すると失敗します。現場の要望を満たすためにほぼ確実に必要となるコストを見ていきましょう。

2.1 ほぼ必須となるオプション機能

  • ディスク増設(1,000円 / 10GB): 標準容量は画像やPDFを扱うとすぐに枯渇します。
  • セキュアアクセス(250円 / 1ユーザー): 社外から安全にアクセスするためのセキュリティオプションです。

2.2 「プラグイン税」という現実

kintone導入後に現場から最も多く出る不満は「Excelと使い勝手が違う」という点です。このギャップを埋めるために、多くの企業が導入するのが「krewSheet」などのプラグインです。

例えば、20名の会社で導入する場合、kintone本体のライセンス料(36,000円)に対し、krewSheet(約25,000円)がかかります。これを「高い」と見るか、「Excel業務に戻るリスクを防ぐための必要経費」と見るかが、導入成功の分かれ目となります。

2.3 外部連携のコスト:トヨクモ製品の例

「取引先にも入力してもらいたい」場合、人数分のライセンスを買うのは非現実的です。そこで活躍するのがトヨクモ株式会社の連携サービス(Form Bridgeなど)です。これらは「会社単位の定額課金」であるため、ユーザー数が多いほどコストメリットが出ます。

第3章:【規模・業種別】リアルな料金シミュレーション

具体的な3つのモデルケースを用いて、初期費用からランニングコストまでの総額をシミュレーションします。

ケースA

小規模製造業(現場DX)

企業規模: 社員20名(事務5名、現場15名)
導入目的: 現場からの日報報告、図面共有、見積書のPDF作成

【月額コスト内訳】

  • kintoneスタンダード: 36,000円(20名)
  • セキュアアクセス: 5,000円(20名)
  • Print Creator(帳票): 6,000円
合計月額: 47,000円(税抜)

1人あたり月額2,350円で、現場のペーパーレス化と見積作成の効率化が実現します。

ケースB

中堅商社(営業DX・予実管理)

企業規模: 社員60名(営業40名、管理20名)
導入目的: 案件管理、活動履歴、Excelで行っている複雑な予実集計の自動化

【コスト内訳】

  • 初期開発費(SI委託): 約200万円
  • kintoneスタンダード: 108,000円(60名)
  • krewSheet & krewData: 38,500円
月額ランニング: 146,500円(税抜)

Salesforceを60名で導入した場合(月額100万円超)と比較すると、年間で約1,000万円のコスト削減になります。

ケースC

物流・配送業(連携サービス活用)

企業規模: 本部10名、ドライバー100名
導入目的: 配送ステータスのリアルタイム管理

【月額コスト内訳】

  • kintoneスタンダード: 18,000円(本部10名のみ)
  • Form Bridge & kViewer: 18,000円
合計月額: 36,000円(税抜)

ドライバー100名全員にライセンスを付与する場合(約20万円/月)に比べ、劇的なコスト削減が可能です。

第4章:競合製品とのコスト対決

「kintoneは本当に安いのか?」主要な競合製品との比較を行います。

4.1 vs グループウェア(desknet’s NEO)

スケジュール管理などの「情報共有」が主目的であれば、desknet’s NEOの方が安価です。しかし、「顧客ごとの案件履歴が見たい」といったリレーショナルなデータ管理が必要な場合は、データベース機能を持つkintoneに軍配が上がります。

4.2 vs SFA(Salesforce)

Salesforceは「完成されたSFA」ですが、コストが高く学習コストも莫大です。
kintoneは「80点主義」のツールです。必要な機能だけをパズルのように組み合わせて、5分の1以下のコストで実現できるため、中小・中堅企業にとって「ちょうどいいSFA」の最適解となり得ます。

4.3 vs Excel(現状維持)

Excelはライセンス費用がかかりませんが、「最新ファイルがどれか分からない」「ファイルが壊れた」「属人化」といった「見えないコスト」が最大です。これらを人件費に換算すれば、月額1,800円のkintoneは決して高くありません。

第5章:初期費用と開発費の相場観

kintoneは「ノーコード」ツールですが、複雑な連携やカスタマイズを行う場合、プロ(SIパートナー)への依頼が必要になります。

5.1 開発規模別の費用相場

  • 小規模(〜50万円): 既存のExcelをアプリ化、簡単なカスタマイズ。
  • 中規模(100〜300万円): 部門全体のシステムリプレース、バッチ処理の実装、要件定義。
  • 大規模(500万円〜): 基幹システム連携、全社規模の導入プロジェクト。

5.2 2025年最新:IT導入補助金の活用

2025年も「IT導入補助金」は強力な追い風となります。特に注目は、2025年6月から提供開始される「補助金用2年ライセンス」です。これにより、初期費用+2年分のライセンス料・プラグイン費用をまとめて補助金申請しやすくなります。

第6章:コストを抑えてkintoneを活用するテクニック

最後に、プロが実践しているコスト削減の裏技を紹介します。

  • ゲストスペースの活用: 協力会社やアルバイトには、安価な「ゲストユーザー(1,440円)」として招待する。
  • NPO・官公庁向けライセンス: 「チーム応援ライセンス(年額9,900円)」の適用条件を確認する。
  • 30日間の無料トライアル: まずは標準機能でどこまでできるかを見極め、必要なプラグインだけを追加する。

結論:kintoneの料金は「投資」である

kintoneの料金は、単純なソフトウェア利用料として見ると安くはありません。しかし、それによって得られる「情報のリアルタイム共有」「属人化の解消」「テレワーク対応」といった価値は、月額1,800円を遥かに上回ります。

重要なのは、「ライセンス費 + 必須オプション + 業務効率化プラグイン」の総額で予算を確保することです。本記事のシミュレーションを参考に、自社に最適な構成を描き、納得のいくDXを実現してください。

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