Salesforce運用代行の費用相場|月額料金の目安と失敗しない業者の選び方
目次
「Salesforceの専任担当者が退職してしまい、誰も設定を触れなくなった」
「ちょっとした項目追加やレポート作成だけをプロに頼みたいが、人を雇うほどではない」
Salesforceは強力なツールですが、維持管理には専門知識が必要です。そのため、コストを抑えつつ専門家のサポートを受けられる「運用代行(アドミニストレーター支援)」を利用する企業が急増しています。
この記事では、Salesforce運用代行のリアルな費用相場と、自社に合った業者の選び方、内製化とのコスト比較について、実務視点で徹底解説します。
この記事の結論:
一般的な相場は月額10万〜50万円です。「チケット制(時間制)」のプランを選ぶことで、必要な時だけコストをかけ、無駄なく運用を維持できます。
Salesforce運用代行の費用相場(プラン別)
運用代行の費用は、「稼働時間」と「業務範囲」によって大きく3つの価格帯に分かれます。
1. ライトプラン(月額5〜15万円)
目安稼働時間:月5〜10時間
「困ったときの相談役」としての利用や、軽微な設定変更が中心です。
- チャット・メールでのQ&A対応
- ユーザーの追加・削除、パスワードリセット
- 簡単なレポート・ダッシュボード作成
2. スタンダードプラン(月額20〜50万円)
目安稼働時間:月20〜40時間
専任のアドミニストレーター代行として、定例会での改善提案やフロー修正まで任せられます。最も一般的なプランです。
- フロー(自動化処理)の修正・新規作成
- 項目追加やページレイアウトの変更
- 月1回の定例ミーティングと改善提案
- データの一括インポート・更新作業
3. プレミアム/コンサルプラン(月額60万円〜)
目安稼働時間:月50時間〜
運用だけでなく、Salesforceを活用した「営業改革」や「定着化支援」まで踏み込むプランです。
- 業務プロセスの見直し・再設計
- 他システム(MAや会計ソフト)との連携
- ユーザー向け説明会の実施・マニュアル作成
【比較表】運用代行 vs 派遣 vs フリーランス
「正社員を採用する」「派遣社員を雇う」のと比べて、運用代行は本当に得なのでしょうか?コストとリスクの観点で比較しました。
| 比較項目 | 運用代行サービス | 正社員採用 | 派遣社員 | フリーランス |
|---|---|---|---|---|
| 月額コスト | 10〜50万円 (変動費) |
50〜80万円 (固定費+採用費) |
40〜60万円 (時給×時間) |
60〜100万円 (スキルによる) |
| 専門スキル | ◎(チーム対応) | △(育成が必要) | △(人による) | ◎(高い) |
| 退職リスク | なし (チームで担保) |
あり (属人化リスク大) |
あり (契約終了リスク) |
あり (契約終了リスク) |
| 柔軟性 | ◎ (プラン変更可) |
× (解雇困難) |
△ (契約更新毎) |
△ (契約次第) |
結論:
「フルタイムで働くほどではないが、専門知識が必要」というフェーズでは、運用代行が最もコストパフォーマンスが良く、属人化リスクも回避できます。
運用代行で「頼めること」の具体例
実際に月20時間のプラン契約で、どのような作業を消化できるのか、具体例を紹介します。
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【月初の3時間】ユーザー管理とデータメンテ
入退社に伴うライセンスの付与・剥奪や、権限設定の変更。前月の不整合データのクリーニング。
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【中旬の10時間】機能改修・フロー作成
「商談フェーズが変わったら、自動でSlackに通知したい」「入力必須項目を条件によって変えたい」といった現場要望の実装。
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【月末の5時間】レポート作成・定例会
経営会議用の予実管理ダッシュボードの更新や、今月の改修報告、来月の改修予定のすり合わせ。
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【随時2時間】ヘルプデスク対応
「ログインできない」「エラーが出る」といった現場からの問い合わせ対応。
失敗しない運用代行会社の選び方5選
安さだけで選ぶと「指示待ちで何も提案してくれない」という失敗に陥りがちです。以下のポイントを確認しましょう。
1. 「Salesforce認定パートナー」か?
Salesforce社から公式に認定されたパートナー企業であれば、一定の品質とセキュリティ基準が担保されています。
2. 「チーム制」か「個人担当」か?
担当者が一人の場合、その人が休むと対応が止まります。「メイン担当+サブ担当」のチーム体制を敷いている会社が安心です。
3. チケット制(時間制)の繰り越し可否
作業が少なかった月、余った時間を翌月に繰り越せる契約だと無駄がありません。
実務事例:コスト削減と業務効率化の成功例
【事例】IT企業(100名規模)のコスト削減
課題:
専任のシステム管理者が退職。後任を採用しようとしたが、経験者の年収相場が高く(700万円〜)、採用難航していた。
解決策:
採用を諦め、月額30万円の運用代行サービスを導入。社内の総務担当を窓口にし、設定作業をすべてアウトソース。
効果:
・年間コスト:700万円(採用予定) → 360万円(外注費)で約半減。
・属人化の解消:マニュアルや設定書を代行会社が作成してくれるため、ブラックボックス化が解消された。
よくある質問(FAQ)
Salesforceのライセンス契約自体も代行会社経由にする必要がありますか?
いいえ、必須ではありません。現在のライセンス契約はそのままで、運用代行のみを依頼することが可能です。
最低契約期間はありますか?
会社によりますが、「3ヶ月〜半年」を最低期間とすることが多いです。業務理解や環境把握に初月は時間がかかるためです。
開発(プログラミング)が必要な改修も頼めますか?
一般的な運用代行プランは「標準機能(ノーコード)」の範囲内であることが多いです。Apexなどの開発が必要な場合は、別途見積もり(スポット開発)になるケースが一般的です。
まとめ:まずは「チケット制」などのスモールスタートを
Salesforceの運用代行は、正社員を雇うリスクを回避しつつ、即戦力のスキルを活用できる賢い選択肢です。
いきなり高額なプランを契約する必要はありません。まずは「月10〜20万円」程度のスモールスタートで、レスポンスの速さや提案力を確認してみることをおすすめします。
はてなベース株式会社では、「月額10万円〜」始められる柔軟なSalesforce運用代行サービスを提供しています。「まずは溜まっている設定変更を片付けたい」「今の環境の健康診断をしてほしい」など、お気軽にご相談ください。