Google Workspaceとは?
機能・料金からDXを実現する活用メリットまで徹底解説
【2025年最新版】
単なるメールツールの置き換えではありません。
はてなベース株式会社が、企業の競争力を高めるDXインフラとしての活用法をご提案します。
「場所」や「時間」に縛られない働き方へIntroduction
働き方の多様化が進む現代において、企業が直面している最大の課題は「場所や時間の制約を超えた、生産性の高いコラボレーション環境の構築」ではないでしょうか。 「社外にいるとファイルが見られない」「メールの容量がすぐに一杯になる」「セキュリティ対策が属人的で不安」……。もし貴社がこのような悩みを抱えているなら、その解決策はGoogle Workspace(グーグル ワークスペース)にあります。
本記事では、単なるメールシステムの置き換えにとどまらない、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる基盤としてのGoogle Workspaceについて、その全貌、無料版との決定的な違い、そして最新の料金プランまでを網羅的に解説します。
Google Workspace(旧G Suite)とは?
DX時代の必須インフラGoogle Workspaceは、Googleが提供するビジネス向けのクラウド型グループウェアサービスです。かつて「Google Apps for Business」や「G Suite」という名称で親しまれてきましたが、2020年10月に現在のブランド名へ変更されました。 この名称変更には、単なるツールの詰め合わせ(Suite)ではなく、「仕事をするための統合された作業場(Workspace)」を提供するというGoogleの強い意志が込められています。
クラウドネイティブだから実現できる「真の働き方改革」
従来のオンプレミス型(社内サーバー設置型)や、インストール型のソフトとは異なり、Google Workspaceは100%クラウドベースで設計されています。これにより、インターネット環境さえあれば、PC、スマホ、タブレット、どんなデバイスからでも、「オフィスにいるのと全く同じ環境」で仕事に着手できます。これが、多くの企業がDXの第一歩としてGoogle Workspaceを選ぶ最大の理由です。
ここが違う!無料版Gmailと有料版の差Business vs Personal
「個人のGmailを使っているから、それで十分では?」と考える経営者の方も少なくありません。しかし、ビジネス利用において無料版と有料版(Google Workspace)には、「信用」「管理」「保証」という3つの観点で埋めがたい差があります。
| 機能・項目 | 無料版 Gmail (個人用) | Google Workspace (ビジネス用) |
|---|---|---|
| メールアドレス | @gmail.com | 独自ドメイン (@御社名.co.jpなど) |
| ストレージ容量 | 15GB (全アプリ共有) | 30GB 〜 5TB/ユーザー (プランによる) |
| 管理者機能 | なし | あり (ユーザー管理、端末管理、セキュリティ設定) |
| 共有ドライブ | 利用不可 | 利用可能 (チームでのファイル所有) |
| 会議録画 | 不可 | 可能 (Meetの録画・保存) |
| 稼働率保証(SLA) | なし | 99.9%保証 |
| サポート | ヘルプセンターのみ | 24時間365日有人サポート |
ビジネスの信頼性を作る「独自ドメイン」
取引先と名刺交換をした際、連絡先がフリーメール(@gmail.com)である場合と、企業ドメイン(@company.co.jp)である場合、どちらが信頼できるでしょうか。Google Workspaceでは、Gmailの使い勝手はそのままに、自社の独自ドメイン運用が可能です。
組織の資産を守る「共有ドライブ」と「管理機能」
無料版ではファイルは「個人の所有物」ですが、Google Workspaceには「共有ドライブ(チームの所有物)」という機能があります。これにより、担当者が退職してもファイルが消滅するリスクを防げます。また、管理コンソールから「誰が・いつ・どのファイルにアクセスしたか」を監査でき、遠隔で紛失端末のデータを消去(ワイプ)することも可能です。
主要アプリで見る機能と活用シーンApplications
Google Workspaceは、単一のアプリではなく、複数のアプリがシームレスに連携することで真価を発揮します。
世界最強クラスのスパムフィルター。独自ドメインで信頼性を担保。
高度なAI検索機能。Officeファイルも変換なしで直接編集・保存可能。
インストール不要で会議開始。自動字幕やノイズ除去も優秀。
メールより迅速な連絡。ファイル共有やタスク管理もチャット内で。
最強の「同時編集」。バージョン管理地獄から解放されます。
【2025年最新】料金プランと選び方Plans & Pricing
従業員数300名以下の企業であれば、主に以下のBusinessプランから選択することになります。
| プラン名 | Business Starter | Business Standard (★一番人気) | Business Plus |
|---|---|---|---|
| 月額料金 (1ユーザーあたり) |
680円 | 1,360円 | 2,040円 |
| 推奨対象 | 小規模事業者 スタートアップ |
一般的な中小・中堅企業 DX推進企業 |
セキュリティ重視 コンプライアンス強化 |
| ストレージ | 30GB | 2TB | 5TB |
| 共有ドライブ | ✕ | ◯ 利用可能 | ◯ 利用可能 |
| 会議録画 | ✕ | ◯ 可能 | ◯ 可能 |
| Vault (法的保存) | ✕ | ✕ | ◯ 利用可能 |
プロのアドバイス:選び方のポイント
「とりあえず安いStarterで」と考えがちですが、組織的なファイル管理(共有ドライブ)が必要不可欠な現代のビジネスにおいては、「Business Standard」が実質的なスタンダードとなっています。ファイルサーバーの維持費と比較すれば、コストパフォーマンスは圧倒的です。
Google Workspace導入がもたらす「3つのDX効果」
スピードの劇的向上
「資料作成→添付→送信→確認→修正→返信」のフローが、「URLを送る」だけで完結。同時編集により、会議中に資料が完成します。
脱ペーパー・脱ハンコ
Googleドキュメントや承認ワークフロー機能を活用することで、申請・承認業務をデジタル化。物理的な出社を強制する「ハンコ出社」をなくせます。
セキュリティの底上げ
Googleが世界規模で投資している堅牢なインフラを月額数千円で利用可能。2段階認証の強制や、疑わしいアクセスの自動検知が標準装備です。
導入前に知っておくべきデメリット・注意点
1. Microsoft Officeとの操作性の違い
Excelのマクロ(VBA)はスプレッドシートでは動きません。経理部門などはOfficeを併用する「ハイブリッド運用」が現実的です。
2. 完全なインターネット依存
オフライン機能もありますが、基本的には常時接続が前提です。安定した通信環境の整備が必須となります。
はてなベースのDX実績
Our Case StudiesGoogle Workspaceを「入れるだけ」で終わらせない。活用事例をご紹介します。
私たちについてHatena Base Team & Solution
チームメンバー
事業概要・ソリューション
Google Workspaceの導入はゴールではありません。
「どう設定するか」「どうデータを移行するか」「社員にどう定着させるか」。
はてなベースは、これらの課題を共に解決し、貴社の成長エンジンとなる「デジタル・ワークプレイス」の構築を支援します。
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