目次
- 1. freee for kintone とは?(基礎知識)
- 2. 導入すべき3つの理由(メリット)
- 3. 【実録】freee for kintone 導入・設定の全手順
- 4. ここが落とし穴!よくあるエラーとトラブルシューティング
- 5. freee for kintone vs 他の連携手法
- 6. 成功事例:月40時間の作業削減を実現した業務フロー
1. freee for kintone とは?(基礎知識)
「freee for kintone」は、サイボウズ社のオフィシャルパートナーであるJB Advanced Technology株式会社(JBAT)が提供しているkintoneプラグインです。最大の特徴は、「プログラミング(コードを書く作業)不要」で、kintoneとfreee会計のデータを連携できる点です。
何が連携できて、何ができないのか
- 見積書・請求書の連携(kintoneからfreeeへ自動作成)
- 取引(仕訳)の登録
- マスタ同期(勘定科目、税区分、取引先など)
- 入金消込ステータスのkintoneへの反映
- 完全自動同期(ボタンを押すアクションが必要)
- freee人事労務との連携
2. 導入すべき3つの理由(メリット)
月額費用を払ってまで導入する価値はあるのでしょうか? 結論から言えば、「月間請求書発行数が10枚以上」ある企業なら、十分に元が取れます。
転記作業ゼロによる「工数削減」
営業がkintoneで見積を作り、経理がfreeeに手入力する「二重入力」を排除します。金額の打ち間違いや会社名の表記ゆれなどのヒューマンエラーもゼロになります。
営業と経理の「部門間情報の分断」解消
「あの案件、請求書出したっけ?」といった確認作業がなくなります。kintoneを見ればfreeeの請求状況が分かるようになります。
入金ステータスの可視化
freeeで消込(入金処理)をした結果をkintoneに書き戻せます。営業担当はkintoneを見るだけで回収漏れを防ぐことができます。
3. 【実録】freee for kintone 導入・設定の全手順
実際に導入するためのステップを解説します。基本的な手順は公式マニュアルにも詳しく記載されています。
公式ヘルプ:初期設定マニュアル一覧ステップ1:準備
JBAT社のサイトからプラグインファイル(zip)をダウンロードし、kintoneシステム管理画面から読み込みます。連携させたいkintoneアプリ(案件管理アプリなど)も用意しておきましょう。
ステップ2:API接続設定
アプリの設定画面でプラグインを追加し、「freeeにログインして認証キーを取得」をクリックします。認証画面で「許可」をすれば、kintoneとfreeeが繋がります。
公式マニュアル:初期設定 - 1. 認証設定を行うステップ3:フィールドマッピング(最重要)
kintoneの「どの項目」を、freeeの「どの項目」に入れるかを紐付けます。ここで最も多い失敗が「データ型の不一致」です。金額は必ず「数値フィールド」を使用してください。
公式マニュアル:初期設定 - 3. 機能連携を行う4. ここが落とし穴!よくあるエラーと解決策
導入企業の担当者が頭を抱えるトラブルと、その解決策です。
「403 Forbidden」エラー
freee側のAPI認証期限切れが原因です。プラグイン設定画面で再度「認証」ボタンを押してトークンを更新してください。
参考:freee for kintone よくある質問(再認証について)データの「上書き」事故
kintoneから再連携すると、freee側で修正した備考などが初期化されることがあります。kintoneのプロセス管理機能を使い、「請求確定後はボタンを押せない」ように制御することをお勧めします。
5. freee for kintone vs 他の連携手法
| 比較項目 | freee for kintone | CSV連携 | APIスクラッチ開発 |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 低い(0円〜) | 0円 | 高い(30万円〜) |
| 導入難易度 | 中(設定のみ) | 低 | 高(要件定義必要) |
| 自由度 | 決まった機能のみ | 高い | 無限 |
一般的な「見積→請求」フローならプラグインで十分ですが、大量の一括発行や複雑な在庫管理が絡む場合は、API開発が必要になるケースもあります。
6. 成功事例:作業時間90%削減
あるITサービス企業(従業員30名)では、毎月丸2日かかっていた請求業務が、本プラグイン導入により月2時間まで短縮されました。
担当者は「最初は設定が難しそうだと敬遠していましたが、一度設定してしまえば、その後の楽さは想像以上でした」と語っています。
ツール連携は「設定」が9割です
「自社だけで設定できるか不安…」「プロに診断してほしい」
そうお考えの方は、ぜひ一度無料相談をご活用ください。