【2025年完全版】Salesforce料金・費用相場・導入コスト徹底解説 | はてなベース株式会社
2025年 料金改定・最新版

Salesforceの料金・費用総まとめ
Sales CloudからPardot、
導入相場・値引きの仕組みまで

「ライセンス料はいくら?」「他社と比較して高い?」「初期費用は?」
Salesforce導入に必要な全コストを、DX推進のプロが包み隠さず解説します。
公式サイトでは分かりにくい「エディションの選び方」や「安く契約するコツ」も公開。

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Salesforceソリューション概要
Salesforce導入にかかる
「3つのコスト」を理解しよう Cost Structure

多くの企業が「ライセンス料」だけを見て予算を組み、後で予算オーバーになります。
成功のためには、以下の3つをトータルで考える必要があります。

1

初期費用(導入支援・開発費)

Salesforceは「箱」です。自社の業務に合わせて画面設定やデータ移行を行う「構築作業」が必要です。
目安:0円(自社)〜 500万円以上(外部委託)

2

月額ライセンス費用(ランニング)

ユーザー数 × エディション単価で決まります。基本的に年間契約の一括払いです。
目安:1ユーザー月額 3,000円 〜 39,600円

3

運用・保守費用(定着化)

導入後の追加設定や、社内Q&A対応などの維持コストです。
目安:社内人件費 または 外部委託月額 10万円〜

【製品別】ライセンス料金一覧 Salesforce Pricing Table

① 営業支援 (Sales Cloud) 料金表

世界No.1シェアのSFA。顧客管理・商談管理を行う基本製品です。

プラン名 Starter Professional Enterprise Unlimited
月額料金
(税抜/1名)
3,000円 9,600円 19,800円 39,600円
推奨規模 スタートアップ 中小企業 中堅・大企業 大規模
API連携 × △ (有料OP) ○ 標準対応 ◎ 高度
自動化機能 簡易 一部可 高度なワークフロー 無制限
プロが教える「エディション選び」の失敗事例

「とりあえず安いProfessionalで」と始めると、後で「会計ソフトと連携できない」「承認フローが作れない」という壁にぶつかります。
本格的な業務効率化やシステム連携を目指すなら、API連携とワークフローが使える「Enterprise」がデファクトスタンダードです。

② MAツール・カスタマーサポート製品

Sales Cloudとあわせて導入されることが多い製品です。

Account Engagement
(旧 Pardot) / BtoB MAツール

Growth 150,000円/月
Plus 人気 300,000円/月
Advanced 480,000円/月

※コンタクト数10,000件までの場合

Service Cloud
コールセンター・問い合わせ管理

Professional 9,600円/月/名
Enterprise 人気 19,800円/月/名
Unlimited 39,600円/月/名

※Sales Cloudとほぼ同額です

知らないと損する
「値引き・契約」の仕組み Discount & Contract Rules

Salesforceの定価は決まっていますが、契約条件によってはコストを抑えることが可能です。 代理店や担当営業に以下の条件を確認することをおすすめします。

1. 複数年契約割引

通常は1年更新ですが、3年や5年の一括契約(または契約確約)を結ぶことで、10%〜程度の割引が適用されるケースがあります。長期利用が前提なら必ず交渉すべきポイントです。

2. NPO法人向け割引

非営利団体(NPO/NGO)の場合、「Power of Us Program」により、最初の10ライセンスが無料、それ以降も大幅な割引価格で利用可能です。

3. 解約・更新の注意点

Salesforceは基本的に「年間契約・前払い」です。途中解約しても返金はされません。また、契約更新の数ヶ月前までに通知しないと「自動更新」される条項が一般的です。

ライセンス以外の
「初期導入費用(構築費)」相場 Implementation Costs
A. 自社導入(セルフ) 0円〜

Starterプランなどを使い、マニュアルを見ながら社内担当者が設定。
メリット:費用がかからない
リスク:ノウハウ不足で使いにくいシステムになり、形骸化しやすい。

B. ライト導入支援 30〜100万円

パートナー企業の「定型パック」を利用。ユーザ登録や基本設定のみ代行。
向いている企業:標準機能で小さく始めたい中小企業。

C. 標準的な導入PJT 150〜500万円

要件定義を行い、自社業務に合わせて画面や自動化を作り込む。
向いている企業:独自の業務フローがあり、システム側を合わせたい企業。

D. 大規模・連携開発 500万円〜

基幹システムとのAPI連携開発や、Apexによる独自プログラム開発。
向いている企業:全社的なDX基盤として構築する場合。

他社SFA/CRMツールとの料金比較 Comparison

マーケティング重視

UIが直感的で使いやすい。Freeプランがあるのが魅力。
ただし、Salesforceと同等の機能を使う場合(Enterprise版)は料金が高くなるケースもあり、複雑な権限設定はSalesforceに劣る。

拡張性・堅牢性 No.1

カスタマイズ性が圧倒的に高い。将来的に全社データの統合基盤を目指すなら一択。
「高い」と言われるが、機能を使い倒して売上を上げれば、投資対効果(ROI)は最も高い。

低価格・日報管理

月額1,500円〜と安価。日報やタスク管理には最適。
SFA専用ではないため、「予実管理」や「複雑な商談プロセス」を作り込むにはプラグイン購入や開発が必要になり、意外とコストがかさむ。

【シミュレーション】
初年度・次年度の総コスト試算 Cost Simulation
ケースA:小規模スタートアップ 営業5名

脱エクセル目的。Starterプランを自社で設定。

ライセンス費 (Starter) 180,000円 / 年
初期導入費 (自社対応) 0円
初年度合計 18万円

※次年度も同額

ケースB:中堅企業(本格DX) 利用25名

営業20名+管理5名。Enterprise版で外部支援あり。

ライセンス費 (Ent) 5,940,000円 / 年
初期導入費 (標準PJT) 3,000,000円
定着化支援 (3ヶ月) 600,000円
初年度合計 約954万円

※次年度は約600万円

※上記は概算です。要件により変動します。

Salesforce料金に関するよくある質問 Q&A
ライセンス費用の支払いは月払いですか?
いいえ、Salesforceは基本的に「年間契約の一括払い」となります。月額表記はあくまで単価計算の目安です。
最低何ユーザーから契約できますか?
製品によりますが、EssentialsやStarterなどの下位エディションは1ユーザーから契約可能です。ただし、導入効果を出すためにはチームでの利用が推奨されます。
無料トライアル期間はありますか?
はい、通常30日間の無料トライアルが用意されています。すべての機能を確認してから本契約に進むことができます。
途中でエディションのアップグレードはできますか?
はい、契約期間中でもアップグレード(例:Pro→Enterprise)は可能です。逆にダウングレードは次回の契約更新時まで待つ必要があります。

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