2026年のChatGPTは全6プラン構成です。9月には GPT-6(3日に Astra、22日に Sol と Luna)が加わり、プランによって使える場所が分かれました。新設の広告付き「Go」プラン、旧Teamから改称された「Business」プラン、GPT-6 と Sora 2 への対応状況を含め、各プランを投資対効果(ROI)の観点から徹底解剖します。
1. 【結論】ChatGPT 料金プラン比較表(2026年9月版)
| プラン名 | 月額料金 (目安) | 対象 | 利用可能モデル | 主なメリット |
|---|---|---|---|---|
| Free (無料) | 0円 | ライト層 | GPT-5.6 Luna (テキストチャットは無制限) | 基本機能・Web検索・画像生成(制限あり) |
| Go | $8 | カジュアル層 | GPT-5.6 Luna (利用枠拡大) | Freeより高い利用枠・広告表示あり |
| Plus | $20 | 一般・個人 | GPT-5.6 Sol(Thinking) GPT-6 Astra(ワーク・Codex) | 最新モデル優先・動画生成・Deep Research |
| Pro | $100(5倍)/ $200(20倍。新規受付を一時停止中) | 研究者・プロ | GPT-6 Pro(GPT-6 Astra) GPT-5.6 Sol Pro | 利用枠の拡大・Thinking の Extra High・Codex の最大タスク数 |
| Business | 標準席 $20(年額)/ $25(月額) プレミアム席 $100 / $125 | チーム(2〜200名) | ChatGPT・ChatGPT Work・Codex の全機能 GPT-6 Pro(回数に上限あり) | 学習データ除外・60+アプリ連携・SSO |
| Enterprise | 要問合せ | 大企業 | 全モデル(GPT-6 Pro を含む) | SCIM・EKM・データレジデンシー(日本含む10地域)・SLA保証 |
プラン選びの簡易診断 とりあえず触ってみたい Free もう少し使いたいがコストは抑えたい Go $8/月 仕事で日常的に使い、動画や高度なAIも活用したい Plus 推奨 数学的難問、複雑なコード解析、論文執筆をする Pro 会社で2名以上で使い、データ流出を防ぎたい Business 数百名規模でセキュリティ管理を徹底したい Enterprise
2. 個人向けプランの決定的な違い
2.1 無料版(Free)の限界と「痛み」
無料版はGPT-5.6 Lunaでのテキストチャットが無制限に使えます。ただし以下の「見えない壁」に注意が必要です。
- 回数制限: 上限に達すると低速モードへ強制切り替え。
- アクセス制限: 混雑時は応答が遅延、または利用不可に。
- 高度機能の制限: Sora 2、Deep Research、Codexは制限付きまたは利用不可。
2.2 Goプラン($8/月):広告付きの手軽なアップグレード
2026年に新設されたGoプランは、月額8ドルでFreeの利用枠を大幅に拡大できます。広告が表示される代わりにコストを抑えたプランです。チャットの既定は無料版と同じ GPT-5.6 Luna で、GPT-6 はデスクトップアプリで GPT-6 Luna だけ使えます。「Freeでは物足りないがPlusほどは使わない」という層に最適です。
2.3 Plusプラン($20/月):月3,000円の「秘書」
月額約3,000円は「時間を買う」投資です。GPT-5.6 Sol の Thinking(Medium・High)と、ChatGPT ワーク(作業を任せる画面)・Codex での GPT-6 Astra に加え、Sora での動画生成やDeep Researchが利用可能になります。
【ROIの考え方】
資料作成やメール返信が「1日10分」短縮できれば、月間で約3〜4時間の節約です。自分の時給に換算すれば、数日で元が取れる計算になります。
2.4 Proプラン($100/$200):プロフェッショナル向け
月額100ドル(Plus の5倍の利用枠)と200ドル(20倍)の2段階です。200ドルのほうは2026年9月10日から新規申込とアップグレードが一時停止されており、今から入れるのは100ドルのほうだけです。以下の専門業務に向いています。
- GPT-6 Pro: 中身は OpenAI の最上位モデル GPT-6 Astra。チャットで使える回数は100ドルが週50回、200ドルが週200回まで。
- GPT-5.6 Sol Pro と Extra High: GPT-5.6 Sol の最も深い推論を使える。
- Deep Research拡張: 数百のソースを巡回し、網羅的なレポートを自律作成。
- Codexエージェント拡張: 自律型コーディングのタスク数が最大に。
「ジュニアレベルのアシスタントを雇う人件費(数万円)」と比べれば、研究者にとっては破格のツールです。
3. ビジネス・法人向けプラン:Business vs Enterprise
企業導入における最優先事項は「データ保護」です。
3.1 Businessプラン(標準席 年払い$20/月払い$25)
旧「Team」プランから改称・強化されたBusinessプランは、2名以上の中小規模チームに最適です。デフォルトで「入力データが学習に使われない」設定のため、オプトアウト設定忘れによる漏洩リスクを防げます。
標準席は年払い$20/人・月払い$25/人です。Plus($20)との差額は小さく、企業としての「保険料」と考えるべきです。より多くの利用枠が必要ならプレミアム席(年払い$100/人・月払い$125/人)を混在させられます。GPT-6 Pro も、標準席で月15回、プレミアム席で週50回まで使えます。さらに60以上のアプリ連携(Slack、Google Drive、SharePoint、GitHub、Atlassian等)やSAML SSOにも対応しています。
3.2 Enterpriseプラン:ガバナンスの要
カスタム価格のEnterpriseプランは、大企業には以下の機能が不可欠です。
- SCIM / EKM: ユーザー管理の自動化と暗号鍵の独自管理。
- データレジデンシー: 日本を含む10地域でデータ保管先を指定可能。
- 128Kコンテキスト: 拡張コンテキストウィンドウで長文処理に対応。
- SLA保証 / 24/7サポート: 専任担当によるサポートとSLA契約。
4. API利用料とコスト最適化
API(OpenAI API)はチャットの月額制とは別の「従量課金」です。2026年9月には GPT-6 の3モデルが加わりました。GPT-6 Sol と Luna は、GPT-5.6 のプロモーション価格の半額です。
| モデル | 入力 (1Mトークン) | 出力 (1Mトークン) | 用途 |
|---|---|---|---|
| GPT-5 nano | $0.05 | $0.40 | 大量バッチ・分類 |
| GPT-5 mini | $0.25 | $2.00 | コスパ重視の汎用 |
| GPT-5 | $1.25 | $10.00 | 汎用フラグシップ |
| GPT-6 Astra | $10.00 | $50.00 | 最上位 |
| GPT-6 Sol | $2.00 | $10.00 | GPT-6 のバランス型 |
| GPT-6 Luna | $0.10 | $0.50 | GPT-6 の大量処理向け |
| GPT-5.6 Sol | $4.00 | $20.00 | GPT-5.6 の最上位(プロモーション価格) |
| GPT-5.6 Terra | $2.00 | $12.00 | 性能と価格のバランス |
| GPT-5.6 Luna | $0.20 | $1.20 | 大量処理・低コスト |
| GPT-5.5 | $5.00 | $30.00 | 前世代フラッグシップ |
| GPT-5.4 | $2.50 | $15.00 | 前世代標準 |
| GPT-4.1 | $2.00 | $8.00 | コーディング特化 |
| o3 | $2.00 | $8.00 | 推論(値下げ済み) |
| o4-mini | $1.10 | $4.40 | 高速推論+ツール |
【コスト最適化のポイント】
GPT-5 nanoは入力$0.05・出力$0.40と圧倒的に安く、分類やフィルタリングに最適です。Flex Tier(低優先度)を使えばさらに約50%割引になります。RAGなどで重複する長文を送る際はキャッシュ入力が自動適用され、最大90%のコスト削減が可能です。GPT-6 の3モデルは27.2万トークンまでの単価で、それを超える長い入力では単価が上がります(Astra は入力$20・出力$75)。
5. 学生・教育機関向け(ChatGPT Edu)
個人向けの学割はありませんが、以下の代替案があります。
- ChatGPT Edu: 大学が包括契約している場合、学籍メールで利用可能。ChatGPT ワークと Codex では GPT-6 Sol・Luna も使えます。
- Goプラン ($8/月): 広告付きですが低コストで利用枠が拡大。学生にも手が届く価格帯です。
- GitHub Student Developer Pack: 開発系学生ならAPIクレジット特典あり。
6. 支払い・解約に関するQ&A
Q. 日本のインボイスに対応していますか? はい。OpenAIは適格請求書発行事業者に登録済みで、管理画面からインボイス対応領収書がダウンロード可能です。 Q. Plusに入ればAPIも無料ですか? いいえ。Plusは「対話画面」の権利、APIは「システム連携」の従量課金で、完全に別料金です。 Q. GoプランとPlusの違いは? Go ($8/月)は広告表示ありでFreeの利用枠を拡大したプランです。Plus ($20/月)は広告なしで、GPT-5.6 Sol の Thinking、ワークと Codex での GPT-6 Astra、Deep Research を使え、利用上限も大幅に高くなります。 Q. 解約し忘れたら? 自動更新され返金はありません。「更新日の24時間前」までの解約が必要です。契約直後に解約予約を入れても、次の更新日まで有料機能は使い続けられます。 Q. Teamプランはどうなりましたか? 2026年に「Business」プランに改称・強化されました。料金は標準席が年払い$20/人(月払い$25/人)、プレミアム席が年払い$100/人(月払い$125/人)で、60以上のアプリ連携やSAML SSOが追加されています。
最適なAIプランの選定、お手伝いします
はてなベース株式会社では、コストを最小化しつつ効果を最大化する導入コンサルティングを提供しています。